

カフェインって、
どう体に良いのかな♪

ありがたい♪
糖尿病の予防も嬉しいですね!

- 現役サイド医療従事者(13年)
- 趣味としてのコーヒー歴10年以上
カフェインは、痛み止めや気管支拡張剤として使われる薬です。
薬物なので、長所・短所があるけど、
今回は、カフェインの長所(良い所)を伝えます。


カフェインには
こんなメリットがあります👇
- 頭痛(偏頭痛)が治る
- 喘息発作が楽になる
- 体が楽になる
- パフォーマンスが向上する
- デトックス効果がある
- 胃のもたれがスッキリ!
- 糖尿病の発症リスクを抑えられる

具体的に学びましょう♪
もくじ
カフェインが体に効果を与えるメカニズム


軽くメカニズムの解説をします。
カフェインを飲むと、消化して血の中へ入ります。
そしてカフェインは血液に混じり、脳や臓器へ行きます。
脳へたどり着いたカフェインは、血液脳関門という厳しい門をくぐり抜けて脳へ侵入します。
この血液脳関門は、脳の保全を保つために体と脳の間に設置されてる門です。
何でもかんでも脳に侵入されると危険なので、通過するのが厳しい門です。
カフェインは脳内に浮遊してる物質(アデノシン)と似た構造をしているため、この門を通過して脳へ侵入できます。
そして脳で、色んな作用が体にでます。
カフェインが効きだす時間
- カフェインを摂取すると30~45分で血中へ侵入
- 効果がでるまで約1時間かかる
➀頭痛(偏頭痛)が治る


1番ありがたい♪
頭痛、偏頭痛の原因はほとんど脳のむくみです。
脳内の血管が広がり脳がむくむ事で、神経が圧迫されて痛みがでます。
カフェインには脳の血管を収縮させる作用があるので、脳がパンパンな状態を戻して頭痛を止めることができます。

カフェインが入ってます♪
②喘息発作が楽になる(気管支拡張)

色んな刺激(アレルギー、天候、寒暖差、運動、たばこetc)が原因で、気管支が収縮します。
そして空気の道が狭くなって苦しい状態が喘息です。
喘息発作中にカフェインを摂取すると、わずかに呼吸が楽になります。
これは、カフェインに気管支を広げる作用があるからです。

少しでも楽になる事が大切です。
カフェインで少し楽になるので、
その間に病院へ行きましょう。
③体が楽になる(疲労・眠気の軽減)

カフェインは中枢神経を覚醒させ、疲労や眠気を軽減する。
ウィキペディア
疲労や眠気を感知させるため、脳はアデノシンという物質を発生します。
アデノシンが脳神経(アデノシン受容体)と結合すると、体が眠気や疲労を感じます。

大事なメカニズムです♪
この時、脳内にカフェインが居ると、アデノシンに代わってカフェインが脳神経と結合します。
(カフェインがアデノシンの構造に似てるから)
結果、眠気や疲労を感じず覚醒するので、元気になります。


どうしても頑張りたい時に便利♪
④アドレナリン全開!気力アップ!パフォーマンス向上!

カフェインは中枢神経を覚醒させ、疲労や眠気を軽減する。通常の量であれば学習と記憶に影響し、一般的に反応時間、覚醒、集中、運動コントロールを向上させる。
ウィキペディア

- 疲れると、脳内に疲労物質が分泌(アデノシン)
- アデノシンは、脳神経(アデノシン受容体)と結合する
- 結合すると、疲労や眠気を感じて、休息をとるキッカケをつくる
- 更に脳内に浮遊している興奮物質(ドーパミン、ヒスタミン)を遮断
- 脳が休息モードへ入る
- 休息すると、疲労物質(アデノシン)が解消されてなくなる
👇カフェインをとると👇
- 疲労伝達物質(アデノシン)に代わり、カフェインが脳神経(アデノシン受容体)と結合
- 遮断されるはずの興奮物質(ドーパミン、ヒスタミン)が遮断されず、さらにアドレナリンまで分泌され始める
- これらの強力な覚醒物質(アドレナリン、ドーパミン、ヒスタミン)の影響で、パフォーマンスが向上!

2004年まではドーピング薬物リストにも含まれてました。
⑤デトックス(利尿作用で老廃物を排出)


塩分や水分を尿として体から出す様に働く作用のことです♪
カフェインを摂取すると、尿を作る腎臓の血管が広がります。
血管が広がると、多くの血液が腎臓を通ってろ過されて尿になります。
腎臓でろ過された血液が「原尿」なので、尿の生産が増えて利尿作用となります。
また腎臓の尿細管(原尿から必要なものを再吸収する器官)はカフェインの影響で再吸収が抑制されます。
チェックポイント
腎臓血管の拡張と糸球体の再吸収抑制で、多くの尿が排出されます。
⑥胃もたれ解消(消化を促進)




カフェインには胃液の分泌を促進させる効果があります。
食後のコーヒーは消化の効率が増し、胃の負担を減らせます。
コーヒーには脂分を流す効果もあるので、胃もたれをおこす様な食事のあとは積極的にとると良いです♪
⑦2型糖尿病(後天性の糖尿病)になりにくい

2型糖尿病とは、生活してく中で発病する糖尿病です。
遺伝や生活習慣が原因で、誰でも発症してしまう可能性のある病気です。
(生まれた時から糖尿病:1型糖尿病)
食事をすると血糖値が上がり、膵臓からインスリンが出て血糖値を下げてくれます。
糖尿病になると、それでも血糖値が下がらなくなります。
生活習慣を変えても改善しない時は、強制的に血糖値を下げる為に自己注射が必要な場合もあります。
糖尿病になってしまう前ならば、カフェインは有効と言われてます。
糖尿病の予防で、発病するリスクを軽減してくれます。
2009年に行われたメタ解析では、摂取用が1日1杯増えるごとに発症リスクが7%低下すると試算されました。
コーヒーの科学/旦部 幸博 (著)
「JPHC研究」では、コーヒーを飲む回数が「1日3〜4杯」の人は、「ほとんど飲まない」人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが、男性で17%、女性で38%低下することが分かった。
糖尿病ネットワーク

わたし、食べ物と習慣を見直す!

10年後、20年後の為に
見直しましょう♪
終わりに
いかがでしょうか?
今回は、カフェインのメリットに焦点をあてました。
しかし現実はメリット以上にデメリットが大きいと感じます。
カフェインのデメリットを知ってて飲むのは良いですが、全く知らないのは恐ろしいです。
なので次は、メリットの表裏一体でもあるデメリットを学びましょう

1日に何杯もコーヒーを飲む人は
ぜひ読んでみて下さい。
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次の記事で会いましょう♪