
単体で飲んだらおいしい水も、コーヒー粉を通すと極端にマズくなることがあります。
だから『日本の水はおいしいから何でもいい』なんて思わず、しっかり適切な水を選びましょう。

コーヒーにあう水の結論は、㏗が中性付近でミネラルが少量の軟水が最適です。
この記事では、水の種類とコーヒーに合う水の性質について紹介します。
『どんな水がコーヒーに合うのか』疑問に思ってる人は参考にしてください。
【水についての大枠】4分類

- ナチュラルミネラルウォーター(天然水)
- ナチュラルウォーター
- ミネラルウォーター
- ボトルドォーター
ナチュラルミネラルウォーター(天然水)

採水まで、とても長い時がかかってるので高価
ナチュラルミネラルウォーターとは、ミネラルがたっぷり溶けこんでる地下水をくみ上げて、「沈殿・ろ過・加熱殺菌」のどれかの処理のをしてる水のことをいいます。
山の上から数百年単位のながい時間をかけて、土・石からミネラルを吸収して湧きでた水を使用してるので、どうしても価値が高くなります。

ナチュラルウォーター
ナチュラルウォーターとは、ミネラルがあまり溶けこんでない「鉱水」「鉱泉水」と呼ばれるもので、「加熱・沈殿・ろ過」のどれかの処理のをしてる水のことを言います。
ミネラルウォーター
ミネラルの添加ができるので安価
ミネラルウォーターとは、ミネラルを含んでる地下水のことです。
品質を安定させるために「沈殿・ろ過・殺菌・ミネラル成分調整・ブレンド」の処理をしてます。

ボトルドウォーター(RO水含む)

ボトルドウォーターとは、飲用できる「水道・純粋・蒸留水・河川」の水です。
ちなみにRO水は水道水を特殊な膜でろ過した、いわゆる純粋のことで、後でミネラル調整(添加)してるRO水もあります。

水の硬度について

水の硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウム量を表した数値です。他のミネラルは硬度には含まれません。
硬度の高い水はミネラル分が多いかわりに、口当たりが重くなるのが特徴。
水そのものの飲み心地は、硬度が0から100までがおいしく、100を超えると苦みやエグみが舌を刺激を与えます。
硬度 | 種類 | 水自体の味 |
---|---|---|
60以下 | 軟水 | 癖がなくクリーン |
60~120 | 中軟水 | ↑飲みやすい ↓飲みにくい |
120以上 | 硬水 | 苦味などの強い癖 |
コーヒーと水の硬度

さて、結論ですがコーヒーは軟水で淹れましょう。
理由は硬水だと雑味が際立ち、舌に嫌な味が残るから。
具体的に言うと、超軟水で淹れたコーヒーは心地いクリーンな味に仕上がり、すこし中軟水に傾くとコーヒーの濃度・香りが上昇します。
さらに硬水になるにつれて、嫌な苦味や雑味、舌になにかが引っかかる感じがあらわれます。
なのでコーヒーには超軟水から適度な軟水がオススメ。
とはいえ、軟水でもバナジウムやシリカなどのミネラルが大量に入ってると、ネガティブな味わいになることもあるので注意。

水のpH(ペーハー)について

pH(ペーハー)とは、酸性か、中性かアルカリ性を1~14で数値化したものです。
- 1:酸性(酸味より)
- 7:中性
- 7.4:身体の酸性度
- 14:アルカリ性(まろやか)
コーラなどの炭酸や栄養ドリンクは酸性で、牛乳や豆乳、麦茶がアルカリ性の飲み物です。

コーヒーと水の㏗

コーヒーは酸性で、phで言うと5程度。そこに酸性よりの水を使ってコーヒーを淹れると酸味がより引き立ちます。
アルカリ性の水を使うと酸味が弱まり、角のとれた甘くまろやかなコーヒーにって、しっかりとしたフレーバーも感じやすくなります。
pHだけでいうとアルカリ性の水がいいですが、アルカリ性の水は硬度がたかい水が多いので注意が必要です。
まとめ

おいしいコーヒーを飲むためには水選びが大切です。
水には硬度、ミネラル成分、pHが大きく関わるので、水の成分表を見て選びましょう。
コーヒーに合う水の基準はコチラ
硬度 | 超軟水~中軟水 |
ミネラル | あまり入ってなくて、少量のマグネシウムとカルシウムが入ってる |
pH | できればアルカリ性 |