2位:石井 康雄/LEAVES COFFEE ROASTERS
石井 康雄(いしい やすお)
元プロボクサーという、異色の経歴。
19歳のとき、試合中の怪我で引退。
絶望してた時に飲んだ、
コーヒーの味と香り、
華やかなフレーバーに感動し、
コーヒーの世界へ…。
働いている所:LEAVES COFFEE ROASTERS(リーブス コーヒー ロースターズ)
焙煎から抽出まで一貫して手がける、
「フレーバーをいかに明確に届けるか」
を軸に活動する、
ロースター兼ブリュワー。
一杯のコーヒー体験を、
感覚ではなく再現性のある理論で組み立てる姿勢が印象的です。
\200g×2種類の定期便もやってます/
〒130-0004
東京都墨田区本所1丁目8−8
リーブス コーヒー ロースター
03-5637-8718
どんな考えでコーヒーを淹れたか
フレーバーには、人生を動かす力がある。
という実体験をもとに、
明確なフレーバーを届ける。
そのために石井さんが軸にしたのが、
・インテンシティ(強度)
・クオリティ(明瞭さ)
・コンプレキシティ(複雑性)
の3つ。
インテンシティは、
コーヒー豆を細かく挽き、抽出効率を上げて確保。
微粉からの成分抽出は、
1分30秒で終わる。
という知見をベースに、
1分30秒以内の抽出完了をを重視してます。
どんなコーヒー豆を選んだか
石井さんが選んだ豆は、
【ロストオリジン】
パナマ・フィンカ・マヤ
ゲイシャ種/ナチュラルプロセス
フローラルな個性を最大限に活かすため、
・焙煎は浅煎り(焙煎機はストロングホールド)
・デベロップメントは10%に
(1ハゼから煎り止めまでの時間を、全体の焙煎時間の10%以内に抑える)
ティピーコペ焦げや重さを避けた設計にしてます。
その結果、
ジャスミン、オレンジブロッサムの
ホワイトフローラルな印象に。
さらに、
ビール製造の知見を活かした徹底した温度管理によるプロセスで、
マンゴーやレッドグレープ、
イエローやパープルの印象に仕上げてます。
なんのコーヒー器具を使ったか
Lagom Casa(ラゴム カーサ)


グラインダーはラゴム・カーサを使用。
500マイクロサイズ以下の粒度の粉のみ採用。
オリジナルドリッパー
石井さんの抽出で特に印象的だった、
自ら開発したオリジナルドリッパー。
(後日発売の予定)
・55°の円すいドリッパー
・深いリブ構造
・ペーパーとの設置面積を最小限に
・空気の通り道を確保
・エアフロー、ウォーターフローを高速化
これにより、
細かい粒度の豆でも、短時間での抽出が可能に。
雑味やえぐみといったネガティブのない仕上がりに。
抽出レシピ
- コーヒー:12g
- 湯量:180g(1:15)
注湯と湯温
- 1投目:95℃・35gまで
- 2投目:25秒から95℃で100gまで
- 3投目:45秒から78℃で180gまで
検証の結果、
約1分10秒前後で抽出を完了。
これより抽出時間が伸びると、
マンゴーやレッドグレープが前に出すぎて、
ホワイトフローラルが弱くなるため、
時間はピッタリと明確にコントロール。



抽出は速いが、薄まらない。
スピードと美味しさを両立させたアプローチです。
フレーバー
インテンシティは、全項目でミディアム。
味わいのバランスが非常にいい。
- アロマ:マンゴー、レッドグレープ、オレンジブロッサム
- フレーバー:マンゴー、レッドグレープ
温度低下でオレンジブロッサム、ブラックカラント - アフターテイスト:レッドグレープ、オレンジブロッサム
冷めるとオレンジ、ブラックティー - アシディティ:オレンジのシトラス、ブラックカラント由来のタータリック
- スイートネス:マンゴーグレープキャンディ
- マウスフィール:ややウェイトのあるスムース
温度が下がるにつれて、シルキーで軽やかに。
優勝:飯髙 亘/サザコーヒー
2位:石井 康雄/LEAVES COFFEE ROASTERS
3位:伊藤 恵未/Barista Map Coffee Roasters
4位:井上 暁文/Unir(ウニール)
5位:西尾 仁美/TAOCA COFFEE
6位:酒田 ちえみ/和珈屋
