5位:西尾 仁美/TAOCA COFFEE
西尾 仁美(にしお ひとみ)
また、出会いたい。
…行ってみたい。
…飲んでみたい!
もう一度飲みたい。と思える一杯を目指してる
その想いを原動力に、競技へ挑み続ける、バリスタです。
働いているところ:TAOCA COFFEE(タオカコーヒー)
神戸を拠点に、日常の中で何度も立ち寄りたくなるような
やさしくクリーンなコーヒーを提供しているロースターです。
TAOCA COFFEE各店
(兵庫県:西宮、神戸、西宮。東京)
どんな考えでコーヒーを淹れたか
西尾さんが大切にしているのは、
「もう一度飲みたい」と思えるコーヒー。
そのために必要なのは、
クリーンなアフターテイスト。
というのも、
私たちの記憶に残るのは、
体験のピークと、そして終わりだから…。
コーヒー体験でいうと、
香りや風味のピークに感動し、
一口の終わりに感じるあと味が、
繰り返したい1杯を生み出す。
アプローチとして、
お湯の乱流に気をつかってます。
どんなコーヒー豆を選んだか
使用したのは、密度の高い小粒の豆を選び抜いたブレンド。
・パナマ:アルティエリ農園 ゲイシャ/ナチュラル10g
(シトラス、フローラルでクリーン)
・コロンビア:ラス・フローレス農園ジャバ4g
(トロピカルでジューシー)
焙煎はいずれも浅煎り。
ブレンドすることで、
ベリーやブドウのような風味が重なり、
透明感のある味わいに仕上げています。
いずれも小粒で密度が高く、
微粉が出にくいため、
お湯を注いでも浮きにくく、
乱流を抑えやすいです。
なんのコーヒー器具を使ったか
抽出のキーワードは、
水の流れをコントロールすること。
を主軸に選定してます。
April Plastic Brewer
広くフラットな形状で、
お湯が中心から放射状に広がり、
偏りのない抽出が可能。
乱流を抑え、
クリーンな味わいを安定して引き出すための選択です。
- 粉をシェイクして粒度を整える
- 細かい粉を下に集め、隙間を均一に
- フィルター上部を1.5cmカットし、粉が触れない不要な部分を無くした。
→水や成分が引き上げられる現象を防止し、抽出効率アップ
こうした細かな調整で、
乱流を抑え、再現性を高めています。
サーバーは、底が山になってるものを使用。
底が山になってるサーバー
コーヒーが落ちる落下距離を縮め、
・跳ね返り
・空気の巻き込みを抑え、
風味を均一に保つ。
\こんな感じのオシャレなサーバー/
抽出レシピ
- コーヒー:14g
- 湯量:200g
- 水:マグネシウム:カルシウム=3:1
- 湯温:92℃/88℃
- 2投:50秒あけて、100gずつ
- 投速:毎秒約10g
スローダウンの工夫
2投目の後、蓋をして空気の流れを抑制。
透過から浸漬のような流れになる。
ドローダウンを穏やかにし、
コンタクトタイムが10秒延び、
キャンディのような甘さを引き出せます。
フレーバー
- インテンシティ:ミディアム
- アロマ:トロピカルフルーツ、ラクティック、ローズヒップ
- フレーバー:ローズヒップ、ストロベリー。冷めると、マスカット、グリーンアップル
- アフターテイスト:ローズヒップ、ベリー。冷めるとストーンフルーツ
とてもクリーンで、余韻が長い - アシディティ:ブライト、ベリー系のマリック。冷めるにつれてマスカットのようなタータリックへ
- スイートネス:ローズヒップ、ベリー。冷めるとマスカット、アップルでキャンディライクな甘さ
- マウスフィール:ラウンド。冷めると、ジューシーなテクスチャーへ変化
優勝:飯髙 亘/サザコーヒー
2位:石井 康雄/LEAVES COFFEE ROASTERS
3位:伊藤 恵未/Barista Map Coffee Roasters
4位:井上 暁文/Unir(ウニール)
5位:西尾 仁美/TAOCA COFFEE
6位:酒田 ちえみ/和珈屋
