6位:酒田 ちえみ/和珈屋
酒田 ちえみ(さかた ちえみ)
JBrC2025で6位入賞。
サイフォンを主戦場に活躍する実力派バリスタ。
2024年には、
ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ優勝
という実績も持ち、
サイフォンの魅力を競技の舞台で真っ直ぐに伝える存在です。
働いている所:和珈屋(わこや)
和珈屋(わこや)は、焙煎の日本大会で準優勝をとる実力者が居る、
品質にこだわった、
スペシャルティコーヒーに力を入れてる珈琲屋です。
〒918 – 8027
福井県福井市福2‐1914
珈琲豆専門店 和珈屋
(0776-63-5019)
\飲み比べセットなども販売してます/
どんな考えでコーヒーを淹れてるのか
今回のテーマは、
「美味しさのデザイン」。
酒田さんは、
コーヒーをひとつの“作品”として捉え、
- 生豆によるデザイン
- 焙煎によるデザイン
- 抽出によるデザイン
この3つを合わせ、
意図した美味しさをデザインしました。
特に重視したのは、
・フレーバーの明確さ
・温度変化による表情
・最後まで続く余韻
「偶然の美味しさ」ではなく、
狙って作る美味しさ。
その設計思想が、プレゼン全体を貫いています。
①コーヒー豆によるデザイン
使用したのは、
パナマ/ヌグオ(標高1850m)
ゲイシャ種/ナチュラルファーメンテーション
この豆は、
・最初の1ヵ月を20℃でスロードライ。
・次の1ヵ月を24℃でさらにフロードライ。
という、非常に丁寧な乾燥工程をきざみ、
発酵温度と時間を緻密にコントロール。
生豆の段階から
りんごのようなフレッシュで甘い香りを感じ、
「作り手によって美味しさがデザインされたコーヒー豆」
という理由で選定。
②焙煎によるデザイン
パナマの同一ロットを、
3パターンの焙煎で仕上げ、ブレンド。
焙煎違いをブレンドすることで、
トロピカルフルーツとストーンフルーツが重なり合う、
複雑で立体的なフレーバーをデザインしています。
焙煎プロファイル
- A:160℃投入。メイラードフェーズ(水分を飛ばしたあと、焦がしていく段階)のRORを11℃に保ち、ストーンフルーツを表現
- B:デベロップ(1ハゼから焙煎終了までの時間)を7秒延ばし、仕上げ温度を1℃上げてトロピカルフルーツを表現
- C:シトラスのブライトな酸味を狙い、高温短時間焙煎
エージングはいずれも10日目。
ブレンド比率
- A:3g
- B:3g
- C:4g
③抽出によるデザイン
抽出器具はサイフォンを使い、
サイフォンならではの武器…
・高温抽出による豊かなアロマ
・ロート内に戻る香りの情報
・抽出終盤の香りの変化
を丁寧に読みとりました。
フィルターは
両面起毛の国産フランネルを採用。
・微粉を絡め取る
・ネガティブな雑味を抑える
・滑らかなマウスフィールを作る
抽出レシピ
・湯量:150g
・抽出前半:攪拌 約10回
・浸漬時間:1分20秒
・後半:やさしく1回注湯
ロート内のアロマ変化を見極めながら、
甘さとバランスをデザイン。
抽出後は一度冷やしたサーバーに移し、
約70℃前後で提供。
\カップはオリガミ/
フレーバー
インテンシティ
- アシディティ:ミディアムハイ
- その他:ミディアム
アロマ
- フローラル
- プラム
- ブラッドオレンジ
- グレープ
フレーバー
- フローラル
- ブラッドオレンジ
- プラム
- パッションフルーツ
- ハイビスカスティー
- カシューナッツ
- 冷めるとピーチ
アフターテイスト
- プラム
- オレンジ
- 冷めるとブラックティー
アシディティ
- ブラッドオレンジ
- グレープ
スイートネス
- フルーツキャンディ
- 紅茶キャンディ
- 冷めるとミルクチョコレート、バニラ
マウスフィール
- ラウンドでスムース
- 冷めるにつれてジューシーなテクスチャーへ。
優勝:飯髙 亘/サザコーヒー
2位:石井 康雄/LEAVES COFFEE ROASTERS
3位:伊藤 恵未/Barista Map Coffee Roasters
4位:井上 暁文/Unir(ウニール)
5位:西尾 仁美/TAOCA COFFEE
6位:酒田 ちえみ/和珈屋
