こんにちは!ティピーコペです。
登山は大量の汗をかくわりに、寒暖差がハンパないので、速乾性の高いウェアが必要です。
汗をサッと乾かせると、命に関わるトラブルを回避できるし、登山が快適になります。
大きな失敗が、ヒートテックを着ること!
乾きにくい服は、不快なだけじゃなく、冷たい風で急速に体温を奪われて動けなくなります。
低体温、マジで怖い(>_<)
そんな登山で、自分が悩んで決めたウェアが、速乾性をとことん追求してる日本製の「ファイントラック」というメーカー!
この記事では、登山ウェアにおいての最強武装!高い速乾性による安全で快適な「ファイントラック」のウェアを紹介します。
ファイントラックとは
ファイントラックは、ハイパフォーマンスを追求してる登山家に定評のある、スゴイ速乾で快適なアウトドアウェア専用のメーカーです。
実際に登山やクライミング、カヌー、自転車といった遊びをしてる人が集まって働いてるメーカーで、常により良いものを開発してます。
「遊び手が創り手」を理念にして、
- 糸作り
- 生地への織り(編み)上げ
- 仕上げ
- 裁断
- 縫製
の全てを日本で作りあげて、
世界№1の繊維技術とオリジナリティーで、最高のアウトドアウェアを作ってます。
ファイントラックの5レイヤリング(L)
5レイヤリングは、2005年にファイントラックが確率した「蒸れない、濡れない為の、ウェアの重ね着構造」です。
5枚のウェアを組み合わせることで、肌からスムーズに汗を追い出し蒸発させて、山を安全、快適に過ごせます!
登山中の汗や雨で体が濡れた時に、「体力が奪われる前に水気を乾かしたい」という概念から生まれました。
- L(レイヤリング)重ね着の順番
- L1:汗を肌から遠ざけてドライに保つ
- L2:汗を吸い上げて拡散させる
- L3:保温しながら、汗を蒸散させる
- L4:防風、耐水、透湿、結露ガード
- L5:晴れでも着れる透湿性の高いシェル
登山ウェアはメーカーの統一が基本
登山ウェアは、同一メーカーで統一するのがオススメです。
それは統一感があるって事じゃなくて、機能を損ねず、最大限に引き出せるから。
特にファイントラックは、各ウェアに意味を持たせて作ってるので、他のメーカーと合わせると効果が半減する可能性が高くなります。
他のメーカーと相性がいい場合もあると思うけど、見つけるのは難しいと思うので、同一メーカーで揃えるのが無難です。
もしファイントラックを選択する時は、全てファイントラックで揃えることをオススメします。
ファイントラックのメリット!
ファイントラックを長年使って、感じるメリットがコチラです!
- 応用力が高い!
- ベンチレーションが快適!
応用力が高い!
ファイントラックは色んな応用ができます。
【夏】
夏はL1ドライレイヤーとL2ベースレイヤーだけで山を登り、休憩中に「汗を乾かしたいなぁ~」と思ったときはL3ミッドレイヤーを着ると、すぐに汗を吸い上げ蒸発して乾きます!
【稜線】
L1とL2だけだと、濡れてなくても寒いので、L4を着て快適に風を防ぎ、場合によってはL3も追加して保温します。
【テント泊】
朝方で、まだ体が冷えてる時は、L3ミッドレイヤーの温かさがとても重宝します!
【どしゃ降りの雨が来たら】
L1~L5全部着て、不快な環境の登山を快適に登れます。
L4×L5を合わせると結露を防げるので、普通の登山ウェアにはない快適さを発揮できます。
ベンチレーションが快適!
L3~L5のウェアには同じ位置に大きなベンチレーションが付いてるので、全て開けると外気の風を一気にL2ベースレイヤーまで送れます。
これが凄く快適(*‘ω‘ *)
いちいち服を脱いだりしなくてもウェア内の空気をリフレッシュできます!
ファイントラックのデメリット!
長年ファイントラックを使ってて「デメリット」に感じることは、
- 価格が高い
- すぐにリニューアルされて寂しくなる
- 手入れが面倒
の3点です。
①ファイントラックは値段が高い
登山ウェア全般値段が高いけど、ファイントラックはかなり値が張ります。
しっかりした裁縫や生地とコストは切っても切り離せませんねぇ。
- 安いけど不快に登山をするか
- 高いけど快適で安全な登山をするか
トレードオフな所なので、どっちを優先するかですね(^-^)
②ファイントラックはすぐにリニューアルする
ファイントラックは作り手が実際にフィールドにでて遊んでるので、改善できそうな所が見つかったらガンガン修正していくメーカーです。
なので、よくリニューアルされたり、新モデルがでます。
③手入れが面倒
ファイントラックは特殊な素材を使ってるので、「撥水、吸水、吸汗」の機能を損なわずに汚れを落とす必要があります。
そのためには専用の洗剤が必要です。
これがチョット高いんよ(;´Д`)
洗濯のやり方ミスで、ウェアの性能を劣化させたくないので、慎重になってしまいます。
【L1】ドライレイヤー
【L1】ドライレイヤ―は、いつもの吸汗速乾ウェアの下に1枚着る、肌着的な感覚で着るウェアです。
汗冷えを防いで、肌のべたつきを抑えてドライをキープできます。
生地の厚み違いで「夏、オールシーズン、冬」の3タイプあって、全部欲しいんだけど値段が高い(>_<)
なので、どのシーズンも対応出来るオールシーズン(ベーシック)を使ってます。
\オールシーズン/
オールシーズン(ベーシック)を使ってるけど、冬の登山泊になると正直かなり寒い!
寝る時は湯たんぽや電子カイロは必須!!
なので、そろそろ冬用のドライレイヤーも買いたいです( *´艸`)!
\冬用の厚手ドライレイヤー/
【L2】ベースレイヤー
L2ベースレイヤーは、吸汗性に優れたウェアです。
役割としては、L1ドライレイヤーが吸いあげた汗をさらに次のL3ミッドレイヤーに伝えるコトです。
そうすることで、汗を遠くに離せるので、肌のサラサラが守られます。
さらにL2ベースレイヤーは、こんな性能をもってます!
- UVカット
- すぐれた通気性
- 滑らかさ
- タフ
登山中の紫外線はかなり強いので、UVカットはありがたい!!
今はもう廃盤になってる「L2シルクスピン・コンフォの長袖」をずっと着てるけど、ちょっとヘタってきたので、そろそろ新しいベースレイヤーを買いたい!
自分はUVカットを兼ねてオールシーズン長袖長ズボン派なので、次に買うならコレだ!!
\春・夏・秋のL2はドラウトクアッドジップ/
\冬のL2はメリノスピンサーモジップネック/
【L3】ミッドレイヤー
L3ミッドレイヤーは、保温をしながら汗処理をしていくフリースタイプのウェアです。
着てるだけで、汗を蒸発してくれます!
吸水力と蒸散力がGoodで、縁の下の力持ち的に役立ってます♪
普通のフリースだと汗ですぐにベチョベチョになるけど、ファイントラックなら汗の処理力がケタ違い!
こいつのおかげで、L1とL2がサラッサラ!
自分は廃盤の「L3ドラウト・レイ」を使ってますが、嬉しいことにまったくヘタレてません。
今買うならL3「ドラウト・クロ―」か、思い切って「ドラウト・ソル」かなぁ〜(╹◡╹)
\サッと着やすいドラウトクロー/
\登山泊の寒さをサポートするドラウトソル/
【L3】携行保温着:ポリゴンUL
ポリゴンULは、熱い時には携行保温着になって、寒い季節には行動着にできる、オールシーズン活躍する万能なアイテムです。
自分は旧モデルの「ポリゴン2UL」を持ってますが、今はポリゴンULになってます。
\守り神的な感じで持ってます/
【L4】ミッドシェル
ミッドシェルは、すぐれた防風と透湿性を備えた、耐水性のあるウェアです。
登山の大敵である風を防いで、L3ミッドレイヤーの処理で水蒸気となった汗は、スッと外気に放出してくれます。
防水性のあるL5アウターシェルとレイヤリングすることで、さらなる防水性と結露防止機能を向上させるダブルシェル効果が得られます!
突発的に吹雪がきてウェアの中が結露したら命に関わるので、これも大切なウェアですね。
【L5】アウターシェル
L5ハードシェルは、防水・透湿性のあるウェアです。
L4ミッドシェルと合わせることで、ウェア内で結露をおこさない完璧な防水シェルになります!
自分は「エバーブレス・ジャケット・TOKYOリミテッド」という限定モデルを持ってますが、もう買えないので、今から買うならエバーブレス・バリオ!
\ゴリゴリ雪山を責めるならアクロ/
【パンツ】
ファイントラック特有の大きなベンチレーションがあるので、こもった熱はサッと解放できるし、立体的なデザインで膝の屈伸もストレスフリーに登山ができます。
そして、なんと言ってもタフ!
快適で、最高に「動きやすい」パンツです。
何枚も買う予算がないので、オールシーズンのストームゴージュ・アルパインパンツを選んでます!
\ちなみに下着はコチラ/
【靴下/ソックス】
ファイントラックは、ぬかりなく靴下もリリースしてます。
足の蒸れは即不快になるし、寒いと凍傷になって危険だから注意しましょう。
自分は一般的な登山用の靴下からファイントラックに変えてからは、ほとんど蒸れを感じなくなりました!
靴下はホントおすすめ!(^^)!
自分が買った時にはなかったけど、今はなんと5本指ソックスがあります!
足指の間に生地があると更に蒸れにくくなるので、次は5本足指ソックスを購入します!
\L1ドライレイヤーインナーソックス/
\快適性バツグンの靴下/
【手袋/グローブ】
初めての雪の登山を、テキトーなグローブで臨んた経験があります。
雪がグローブを浸透して、すぐに手が濡れて…。
指先は凍えて動かないし、痛くて痛くて凍傷になるかと思いました。
経験不足でとても危険だった…反省。
凍傷で指が無くならなくてヨカッタ(>_<)
寒い登山には必ずグローブを持っていきましょう!
\L1:ドライレイヤーのインナーグローブ/
\L2:メリノスピングローブ/
\L3登山時のレイングローブ/
L3の代用品!TEMRES(テムレス)
寒い登山での、雨や雪用のグローブはどれも値段が高いので、なかなか手がでません。
たかがグローブに2万も‥‥というメンタルになってしまうんですよね。
でも冬の雨や雪の登山では、防水・透湿性のいいグローブは必須です!
ということで、自分は違うメーカーでコスパのいいTEMRES(テムレス)の、バックルとドローコードを備えたカフ付きモデル「02Winter」を使ってます。
しっかりした防水性能があり、手の汗は外部へ出してくれます。
\冬にはこのグローブを準備しよう!/
【ナノタオル】
登山テント泊をするときはお風呂に入れません。
汗をかいた後にべたべたする体で寝るのはチョット嫌ですよね。
そんな時に使ってるのが、お尻ふきシートとファイントラックのナノタオルです。
お尻ふきシートは食器なども拭けるので重宝するけど、油分までは取れないのでやっぱり少しべたつきます。
そんな時にナノタオルで体を拭くと、しっかりと油脂もとれて、乾いたあとのべたつきもなくスッキリ、清潔感を感じます。
\就寝前に体のべたつきを取るタオル/